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作家のことば  <第一話>

漆芸家・鳥毛 清氏に聞く

沈金という技法で独創的な漆芸作品を生み出し続けている鳥毛清さん。
漆器の魅力や、作品制作の醍醐味、漆芸の未来などについて語っていただきました。
art_products@japan




(プロフィール)
●鳥毛 清(東京都江東区在住)
1955年、石川県穴水町生まれ。石川県立輪島実業高校木材工芸科を卒業後、人間国宝前史雄氏に師事する。日本伝統漆芸展文化庁長官賞、日本伝統漆芸展東京都知事賞、高松宮記念賞などを受賞。現在、日本工芸会正会員(東日本支部幹事)、日本文化財漆協会会員(常任理事)、東京藝術大学非常勤講師を務める。




■漆には、ほかの塗料にはない趣がある

「漆の最大の特徴は艶、見た目の美しさ、神秘的なところ。
漆黒ということばがあるように、漆の黒は最高峰の塗料だと思います」と語る鳥毛さん。
「漆の朱、黒が持つ艶というのは、ほかの塗料にはない深みというか、趣がありますよね」
漆に「日本」を感じるのは、日本人だけではない。
何しろ漆器は英語で“Japan”と表記されるのだから。

art_products@japan



■漆器は本来、丈夫なもの

とはいえ、かつてほど使われなくなっているのが漆の器。
取り扱いに注意が必要な上、高価だし、漆にかぶれることもないわけではない。
「実は私、主夫やってますが(笑)、そんなに気構える必要はないんです。後かたづけするときに、傷つきやすい塗り物の味噌汁椀を、他の食器とは別のポジションに置いておくぐらい。
で、普通の家庭にあるスポンジに中性洗剤をつけて先に洗えばいい」
食器洗い機や電子レンジには入れない方がいいが、基本的に漆は丈夫な塗料。
実際、何百年もの時を超えた漆器もある。


art_products@japan



■お椀1個でわかる漆器の魅力


「味噌汁椀1個だけでも使ってみてほしい。
冷めにくいし、唇に当たる感触や指がかりまで吟味された形になっているのもわかるはず」と鳥毛さん。
西洋とは違い、日本人は各自が専用の箸やお椀、茶碗などを持っている。
「重みとか、質感とか、いろんな点を考慮して自分好みのものを買い求める。
それが日本人のこだわりなんだから」

art_products@japan



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